夫婦関係は修復できるのか?
浮気してしまい、バレてしまったあと妻との関係修復ができずに悩んでいる男性のみなさん。簡単ではありませんが、妻の気持ちを取り戻す方法があります。
ただし、それにはやり方があり、男目線の方法ではうまくいきません。女性の考え方を考慮して対応すれば必ず道は拓けます。
浮気してしまったあとの夫婦関係修復の方法について、女性心理を交えて解説します。
Contents
浮気後の修復が難しい理由
浮気をして妻にバレた。すったもんだしたけれど最終的に妻は許してくれて現在の生活を維持している。それなのに、なぜか夫婦関係がぎくしゃくして居心地が悪いという現状。
夫にしてみれば、謝ったし、浮気相手とは別れたし、それに納得して許してくれたならなぜ前と同じように接してくれないのかと疑問に思うかもしれません。
浮気後の修復が難しい理由は、妻の心中で「信じたい気持ち」と「信じるのが怖い気持ち」が拮抗していることにあります。
女性の浮気も珍しくなくなったとは言われますが、まだまだそれは一部の話しであり、自分が浮気を実行する考えのある女性は少ないでしょう。たとえ夫婦関係が醒めた状態にあっても、自分が浮気するつもりがない以上、夫もそんなことはしないだろうと思っています。
すなわち、妻にとって夫の浮気は自分の信念を踏みにじられたということであり、強いトラウマとなって頭に刻まれます。
将来のことや子どものこと。もちろんあなたへの愛情などを思うと離婚には行き着かなかったものの、もう一度、同じ気持ちで信じるのは怖いというのが妻の心中。
妻のトラウマは、簡単に消えることがないため、頭ではわかっていても前と同じ状態に戻すのことができず、修復の妨げになっています。
浮気後に修復できない夫の行動パターンとは
浮気をしていろいろあって、やり直しを決めたけれど、いつまでたっても夫婦関係が修復できない夫婦の夫サイドにはある特徴があります。あなたにもし思い当たる節があるのなら、改める努力をすることで改善が望めることがあります。
浮気後に修復できない夫の行動パターンについてみていきます。
話し合いができない
「今回の浮気についての話し合いはすでに終わっている」と考えて、それ以上の話しをしようとしないでいると、夫婦関係の修復はできません。
夫の側にしてみれば、浮気についての話し合いをして妻が納得した返事をしたなら、それで問題は解決していると思うかもしれません。
しかし、実際には妻の方は自分の中で折り合いがつけられず悶々として、前の状態に戻れずにいることがあります。
「許すと決めたならそれ以上、ぐちゃぐちゃ言うな」と男性は思うかもしれませんが、女性の気持ちはそうはいきません。許すことは決めても、これからどうするかについてまだ聞きたいことは残っているのです。
浮気のごたごたのとりあえずの解決の後、それ以上の話し合いを避ける夫は夫婦関係を戻せない傾向にあります。
夫婦という関係性に甘える
「夫婦なんだから信頼しあっていて当然」と考える夫は、浮気後の妻との修復が難しいでしょう。
耳が痛いことをいえば、その信頼を崩したのはあなたです。
夫婦だから何があっても許されるということはありません。また、何があっても許すのが当然という考えも通りません。
浮気された妻にしてみれば、「夫婦だからこそ」裏切られたショックは大きく再び信頼するのに時間がかかるのです。
浮気後も離婚しない、夫婦を継続するという事実に甘えて、「自然と」信頼してもらえると考える夫はいつまでたっても仮面夫婦の状態から抜け出すことが難しいでしょう。
自分軸で物事をみてしまう
「浮気は一過性のものだったし」「浮気相手とはきっちり別れたし」浮気についての後始末は完了!と考えている男性は危険信号です。妻からみれば、後始末をするのは最低限の当然のことであり、そこからが禊の期間です。
また、「家庭に自分の居場所がなかったから浮気した」と自分への言い訳を曲げずに持っているとそれは言葉にしなくても雰囲気で伝わりますので、いつまでたっても妻の信用を戻すことはできないでしょう。
浮気について自分軸で禊の完了を決めこんでいたり、浮気について正当化するなどの思考は夫婦関係修復の妨げになります。
浮気後に修復するためにできること
浮気はしたものの、反省しきちんと家庭に戻ろうと考えているのであれば、いつまで経っても「許されない」環境にあるのはつらいものです。
浮気後に妻の気持ちを取り戻し、良好な関係に戻るためにできる具体策についてみていきます。
自分が悪いことを自覚する
まず何よりも一番にするべきは、自分が悪かったということを自覚することです。
浮気に至るには理由があったと思われます。そこには妻側の問題が含まれていることもあるでしょう。
しかし、許してもらいたいなら、浮気はした側が悪いと考えるしかありません。
言い訳や腹立たしい思いは封印して、「浮気をした」という事実にフォーカスして「自分が全面的に悪かった」という気持ちで妻や家族に接すること。
そうして反省し続けることで、妻の気持ちがやがて溶解して彼女自身の反省を促すことにもなるのです。
愛情表現や感謝を言葉にする
妻への愛情表現や感謝を素直に口にするようにしてください。
はじめは口先だけでも構いません。
「ありがとう」や「愛している」は繰り返し言葉にしているうちに、自然と感謝の気持ちが生まれて、愛情が深まっていきます。これらの言葉を口にすることは、あなた自身が気持ちをコントロールするためにも有効ということ。
妻の方も、あなたからはっきりと言葉で感謝や気持ちを聞くことであなたを信じようという気持ちが強まっていきます。
感謝の言葉、愛の言葉は夫婦関係をよくするための呪文と考えて、毎日丁寧に囁きかけましょう。
自ら監視体制に協力する
浮気をされた側は「信じたいけれど信じられない」という気持ちと闘っています。
いつもよりスマホの着信が多かったり、急に遅く帰る日などには疑いたくないと思っていても、「また浮気かも」と思ってしまいます。
「許す」と言った以上、スマホを見せてとも言いにくい、夫の行動を詮索しすぎるのにも抵抗があるという妻もいます。
浮気のあとは自らの行動をクリアーにして、妻が監視しやすいよう自ら協力しましょう。
出かけるとき、遅くなるときは連絡を密に行う。写真付きのメッセージを送る。スマホは、リビングに置いておき隠さないなど。
このときに大切なのは、自分の身の潔白の証明ための行動ではなく、妻を安心させるためと考えて動くことです。
あなたの浮気によって疑心暗鬼になっている妻をこれ以上悲しませないための行動とすることで、その努力が妻にも伝わり、徐々に信頼を取り戻していけます。
疑われるような行動は一切避ける
浮気をした張本人の中では、「浮気」と「それ以外のこと」は、はっきり線引きされているでしょう。
例えば、今回バレてしまった関係は「浮気」だけれど、普段から仲良くしている職場の女性とランチをしたり、他愛ないメッセージのやり取りをするのは「浮気ではない」と。
しかし、浮気をされた妻からみれば、どれが浮気でどれが浮気ではないのかわかりません。
妻にしてみれば、夫が浮気をしないと思っているときは、仲の良い女友達がいてもそれほど気にならないものですが、一度でも前科がつけば全てがグレーに見えるのです。
よって、夫婦関係を修復したいのであれば、これから先は妻目線でボーダーラインにある行動、疑われるような行動は一切避けるべき。たとえ「友達」や「同僚」であっても、個人的な接触は一切やめましょう。
あなたの「自分の欲求を抑えてでも夫婦関係を修復したい」という気持ちが妻の心に響きます。
ほとぼりは冷めない!簡単に気を抜かないこと
夫婦関係を構築する関係を進めていて、徐々に妻も以前の妻に戻りつつある。日によってはかなり機嫌がよく、もう修復は完了!と、あなたが思ったときが最も慎重になるべきときです。
人間の気持ちとして「うまくいきそう」と感じたときは、すでにうまくいっているかのように錯覚してしまいがちです。しかし、冷静に考えると「うまくいきそう」な時期はまだまだ助走の段階でレールには乗れていません。
この時期に、「もうほとぼりは冷めた」と解釈して気を抜くと、ここまでの努力が一気に水の泡となります。
うまくいきそうなときこそ、妻に対して気を使い努力しましょう。
では、いったいいつになればほとぼりが冷めるのか、と思うかもしれません。
はっきりいうと、ほとぼりはいつになっても冷めません。
母親をのぞいて、この世で唯一無二の味方であるはずの妻を裏切ったのですから、その十字架は一生背負うものと覚悟してください。
これは決してあなたにとって悪いことではありません。配偶者を思いやる、大切にするというのは本来当たり前のことであり、そうすることであなた自身も妻から愛されます。
ピンチをチャンスに。夫婦の危機を乗り越えてより強い絆とするために、ここから先は価値観を変えて二人で歩む努力をしてみてはいかがでしょうか。
自力では修復不可能なときに頼るべきはプロ
浮気してしまったあと、夫婦関係を修復したいのであれば、あなたから妻に歩み寄り、自分マターではなく妻目線で変わる努力が必要です。
しかし、何十年もかけて培った価値観を変えるのは簡単ではなく、「妻目線」「女性視点」といわれても、どう行動すればよいかわからないというひともいるでしょう。
また、自身のプライドが邪魔をして自分を変えたくない、変えるのが怖いというひとも。
そう思うのはあなただけではありません。多くの男性が同様に感じて途方にくれています。
自力では夫婦関係を修復できそうにないと感じるのであれば、プロのサポートを利用しましょう。
復縁屋は、人間心理や行動心理をもとに論理的なサポートを行い夫婦関係修復の後押しをしてくれます。
カウンセリングを受ける、アドバイスをもらう、そして妻の心中を知る、それによってあなたの意識は大きく変わるでしょう。あなたが前向きに変わることができれば、自然に夫婦関係は良い方に向いていきます。
浮気からの夫婦関係修復は努力しだい
浮気後に、許されたものの夫婦関係がうまくいかないと悩む男性のために、女性心理を交えてどのように行動すれば関係が改善するかについてご紹介しました。
浮気はされた側、妻の心に深く影を落とします。離婚は免れたとしても関係の改善は一筋縄ではいきません。
その点を理解して、時間をかけて妻の気持ちを取り戻す努力をし続けることが関係修復のカギです。
トラブルや障害は絆を強くするためのきっかけにもなります。前向きに努力すればその姿勢が良い夫婦関係につながっていきます。
急がば回れ、地道な努力は必ず実を結びます!