妻から離婚したいと言われたら、どうすればよいのでしょうか。
離婚は人生の大きな決断です。勢いや感情に任せて対応すると後で悔やむことになりますので、先を見据えた判断を下すべきでしょう。
妻からの離婚申し出にどう対応するべきか、どんな準備が必要で、何を考えるべきかなど包括的に解説します。
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「離婚したい」と妻から言われたら。
予感があってもかなり驚きますし、もし思いもしないことであればパニックになってしまうかもしれません。しかし、最初の対応次第でこれからの話しの進捗があなたの有利にも不利にもなります。まずは、呼吸を整えて上手に対処すべき。
離婚したいと切り出されたときにやってはいけないNG対応についてみていきます。
「何を言うんだ」などと一括してそれ以上の話しを聞こうとしない態度はNGです。
聞きたくない、それ以上言わせたくないという気持ちからの行動かもしれません。また、今までも別件で同じように乗り切ったことがあるかもしれません。
しかし、今回の「離婚の申し出」は妻の一大決心からきています。
話しを聞かない、シャッターを下すということは妻の考えを踏みにじること。もし、彼女にほんの少しの迷いがあったとしても、話しを聞いてもらえないというそのことで、その迷いも吹っ飛びます。
思いがけない離婚の申し出は受けた側にとっては「不愉快」と感じるでしょう。しかし、ここは苛立ちを抑えて、妻の話しを聞きましょう。
妻からの離婚申し出には理由も一緒に告げられることが多いでしょう。離婚そのものはもちろん、理由を聞いていらっとしたり怒りがこみ上げるはよくあること。
浮気などあなたが一方的に悪い理由があるならともかく、妻の言い分に対して言いたいことがあって当然です。
ただ、妻からの離婚の申し出の場面では、あなたの感情は抑えて黙って話しを聞くのが得策です。
ここで思いのままにやり返してしまえば、話しは必ずこじれます。「そういう感情的なところがイヤなの」とその場で大喧嘩に発展することもあるでしょう。
妻が拍子抜けするくらい静かにしておく方が後々の展開を有利に進められる可能性が高まります。
いわゆる逆切れで「ああわかった、離婚しよう」と、すぐに離婚話しにのってはいけません。
もしあなたの中に本当に離婚したい気持ちがあったとしても、ここでは自分の気持ちを出さないこと。
妻の方は、離婚話しをあなたに持ってくるまでにかなり悩んで考えています。誰かに相談していることもあるでしょう。離婚になったと想定して先々で損をしないための準備を彼女はしていると思ってほぼ間違いありません。
一方でいきなり切り出された側のあなたは丸腰です。頭のどこかでぼんやりと「離婚」を考えることがあっても、具体的にどうしたいか、どう動くかなどは考えていないでしょう。
そうなれば、不意打ちを食らったあなたが絶対的に不利。
相手の言葉を聞いてすぐ話しを進める準備をしてはいけません。まずはあなたが考える時間を確保できるようにもっていきましょう。
そもそも一方から離婚の申し出を受けたとき、それに応じなければならないのでしょうか。
離婚は結婚と同様に両性の合意で整いますので、どちらかが離婚を望んでも、もう一方がそれを拒否すれば成立しません。
妻がそれを望んでいても、あなたが離婚することに納得できないなら放置して婚姻を継続することもできるでしょう。
しかし、もし「法廷離婚事由」と呼ばれる次の理由があれば一方からの申し出によって裁判で離婚が認められます。
法廷離婚事由とは次のものです。
1.配偶者に不貞な行為があったとき
2.配偶者から悪意で遺棄されたとき
3.配偶者の生死が3年以上あきらかでない
4.配偶者が強度の精神病で回復の見込みがない
5.その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき
生活費を渡さない、家事をしない、別に家を構える(実家や愛人宅で暮らす)などは2に該当する可能性があります。
5については、性の不一致や、モラハラ、DVなどがそれにあたります。
妻の様子や過去の夫婦関係などから、調停離婚まで進みそうかを考えておくとよいでしょう。
離婚を言い出した妻の気持ちは離婚に向いていますが、あなたの方はいかがでしょうか。
結論的には離婚するかしないかというところですが、そこに至るまでにどう考えるかが問題です。
離婚についての考え方や選択肢についてみていきます。
自分のこれから、未来について想像したとき、傍に妻がいることを想定しているでしょうか。
仕事のことや趣味については比較的、未来が描きやすいもの。しかしプライベートな部分は案外、イメージできなかったりします。
仕事をして趣味を楽しむ、そして妻と一緒に過ごすのが当たり前と思うなら、まだ夫婦としての未来はありそうです。
夫婦を続けるべきかどうかもう一歩踏み込んでみましょう。
男性にとって妻の存在は、生きるために最も大切なことを安心してがんばるためのもの。仕事を一生の使命と考えるなら、それに邁進するために妻の支えがあり、趣味が大切なひとにとってはそれを認めてくれる妻の存在が必要です。
もし、自分のやるべきことを達成するために妻が必要であれば、何としてでも離婚を回避できるようがんばりましょう。
反対に妻の存在が切り離してもよいと思えるなら、無理をして結婚生活を続けることが本当によいことかを考えてみてもよいかもしれません。
離婚が増えている今、抵抗感は低くなりつつありますが、まだ「離婚は悪」という価値観を持つ人もいます。
離婚はしないに越したことありません。しかし、離婚しないという選択が必ずしも正解ともいえません。
離婚は夫婦の問題でありながら、子ども、社会、親族など多方面への配慮が必要です。しかし、最も大切なのは当事者の気持ちです。
あなたと妻がより良い人生を送るために離婚が必要であれば、離婚を選ぶことが必然になります。
妻からの離婚の申し出に何となく納得がいかないまま、無理やりに夫婦を継続することが本当に良いのかどうか。
妻に離婚と言われた現状からの修復方法があるのかどうかなどを踏まえて、自分のために選択するという基準で考えてみるのもひとつです。
離婚を申し出るときにそれなりの理由が添えられていたでしょう。しかし、そこで出された理由がそのまま本当のことあるとは限りません。
離婚を吞むのか、呑まないのかに関係なく本当の理由を知っておきたいし、それによって判断も変わってくるかもしれません。
妻側から離婚を言い出すときの本音の理由とその心理について探ってみます。
妻側の自己都合、理由によって離婚を希望することがあります。
妻に恋人がいる。仕事や趣味などひとりになって始めたいことがあるなど。場合によっては、何かのトラブルや借金問題ができて自分で解決しようとしていることもあります。
恋人や好きなひとがいる、いわゆる浮気以外はわざわざ離婚する必要はないのではないかと思うかもしれません。実際に、あなたが歩み寄りを見せる、懐深く協力を申し出るなどであればときに妻の気持ちが翻る可能性はあります。
ただ、いずれの場合も妻の根本には「自由になりたい」という思いがありますので、それを認める方向で考えなければ、「わかってない」と判断されてしまうことになるでしょう。
あなたへの不満があって離婚を要求する場合、理由として挙げたことのさらに奥に本当の思いが隠されています。
「家事を手伝わない」「休日に家にいない」「仕事を優先しすぎる」などの不満。
それらは夫婦が別個の人間である以上、あなたがどう努力したところで妻にはまた次の不満が生まれてきます。
妻が望んでいるのは、あなたが家事をもうひとつ受け持つことではなく、自分に対する思いやりや気遣いを持って欲しいということ。
あなたに思いやりがないというのではありません。彼女が望む気遣いができていないということです。
夫婦は相互に相手を思いやり大切に思うことが基本です。一方的にあなたの足りなさを指摘する状態では、妻自身も思いやりをもってあなたに接することはできていないでしょう。
負のループの現状をどうすることもできずに、離婚を決断していることもあります。
妻から離婚を切り出されたけれど、できれば離婚したくない。そうであれば手を打って上手に回避しなければなりません。
妻の気持ちを変えるためのポイント、離婚を踏みとどまらせるための作戦についてみていきます。
新しく恋をしたときのことを思い出してください。自我を抑えてとにかく好きなひとの思うままに振る舞い、できるだけ意向に沿うよう努力したのではないでしょうか。
共に生活をして時間が経つと、いつかしらそんな気持ちは消えてしまいます。妻ファーストから自分ファーストへ。自分がやりやすい方へ傾けてしまいがちに。
離婚を切り出されたいま、もう一度原点に立ち返り、妻ファーストで動きましょう。
まずは、離婚の申し出について、「わかった。辛い思いをさせて悪かった。ちゃんと考える」と妻の気持ちに配慮して返事をします。
その上で妻が機嫌よく過ごす時間が長くなるよう、妻のペースに合わせてみてください。
そんなことをしていたら、妻が調子に乗ってなめられる、自分だってやりたいことはある、そういう気持ちはとりあえず横に置いてください。
妻が機嫌よくいるということは、あなたが妻を転がしている状態です。そして、その状態が続くことで妻はそんなあなたがなくてはならないものと認識するようになります。
何かを考えすぎて煮詰まっているときは、それ以上に考えても良い案は思いつきません。
離婚するのかしないのか、どうすればどうなるのかと追い詰めていくとどんどん本質から離れてしまいます。
離婚が浮上したなら、そこで距離をおくのもひとつです。
そんなことをしたら、本当に離婚してしまうと危惧する方もありますが、縁があれば離婚はしません。
別居する、または同じ家にいてもお互いの干渉をやめてみるなど。
できれば期限を設けて距離をおくのがベター。1か月後に一度話し合うなどを決めておくと、だらだらと関係が崩れてしまうなどはありません。
仮離婚を経験することでみえてくること、わかることがあります。
離婚前提ではなく、関係をリセットするために距離をおくのがおすすめです。
夫婦関係が悪くなるのは概ね段階があります。水面下で問題は進行し、あれやこれやが積み重なり、そして「離婚の申し出」という症状がはっきり現れるころには自分ではどうしようもないところにきていることも。
自力での対応が難しい、回避方法を試してもうまくいかないという場合は第三者の介入で改善するということがあります。
離婚回避のサポートは復縁屋と呼ばれるサービスが引き受けてくれます。
復縁屋は、相談を受けて調査を行い、依頼事案にあった方法で解決に向けてサポートします。
例えばカウンセリングによる心理面からのアプローチ。あなたの心を紐解いて関係修復に向けていきます。
ほかにも、具体的な行動アドバイスや、修復のためのきっかけづくりなど、それぞれに合わせたサービスが受けられます。
離婚などの相談は、身近なひとに聞かせてしまうことが憚られるため誰にも打ち明けられずに悩むことが多いもの。きちんとしたプロに出会い相談することでよい方向に進むことがあります。
妻から離婚の申し出を受けたときの対処方法や、考え方について解説しました。
夫婦関係は時間と共に変化し、ときに悪い方に傾いてしまうことがあります。それでも、できれば上手に乗り切って二人揃ってまた新たなステージに進んでいくのが夫婦です。
しかし、組み合わせによっては、どうしても一緒にいられないことや、どちらかまたは両方が解消を望むことがあります。
そのときは、まずは夫婦のひとつの節目ととらえて、夫婦の現状と自分の気持ちに向き合ってください。
夫婦を継続することも、離婚を選ぶこともどちらもアリ。あなたの人生にとってよい選択を目指せばOKです。
妻から離婚したいと言われたら、それは「終わり」の合図ではありません。新しい形を目指すためのチャンスとして、出来る限りのことをやってみることをおすすめします。