「既婚者が異性の友達をもつのはありなのかな?」
「既婚者だけど、異性の友だちが欲しい」
とお悩みの人もいるのではないでしょうか。
既婚者であっても異性の友達を持つのは問題ありません。
しかし、男女間の問題が発生してしまう可能性があるため、気軽に異性の友だちを作るということはおすすめできません。
この記事では、既婚者の異性の友情は成立するのか、友人関係を築くうえでの注意点について紹介してきます。
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既婚者の異性の友人関係は、はたして成立するのでしょうか?
結論から言えば、「趣味が同じ」場合と「お互いにタイプではない」場合は成立することがあります。
この2つのケースでは、恋愛感情以外で関係が結ばれているからです。
既婚者のなかには、パートナーと趣味が合わない人も少なくありません。
パートナーが自分の趣味に興味を持ってくれなかったり、付き合ってくれても嫌々だったりすると、同じ趣味を持つ友達が欲しいと思い始めるのです。
特に車やバイク、ゴルフなど、内容によっては同性で好きな人が少ない趣味もありますよね。
そのため、同じ趣味を持つ人がたまたま異性で、一緒に楽しんだり、結束感を得たりすることをきっかけに、友人関係が成り立つ可能性があるのです。
また、お互いタイプでない場合も恋愛感情が芽生えにくいため、友情は成立しやすいと言えます。
ただ、単純接触効果といい、関わる機会が多い相手には好意を抱きやすくなる傾向もあります。
そのため、たとえ友人関係であっても、将来的にどちらか、あるいはお互いに対して恋愛感情が芽生える可能性は否定できません。
このように、既婚者の異性の友人関係は、趣味が同じ場合とお互いにタイプではない場合は成立することがあります。
では、既婚者がどうしても異性と友人関係でいたいと思った場合、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
異性の友達と付き合う際の注意点として、以下の3つが挙げられます。
それでは、一つずつ解説していきます。
既婚者が異性の友達と付き合う場合、二人で会うことは極力避けましょう。
これはパートナーの気持ちを考えると当然のことです。
異性の友達と二人きりで会うことが頻繁にあると、ほとんどのパートナーは「本当に恋愛感情はないのか?」「うそをついているんじゃないか?」と関係を疑います。
また、二人で会うことをパートナーに報告しておらず、たまたまその場面を見たパートナーや知り合いに、不倫だと誤解されるケースも少なくありません。
実際はただの友人関係だったとしても、異性同士のあなたたちが二人で会うことがパートナーのストレスになれば、夫婦関係が悪化する可能性が高いのです。
したがって、異性の友達と会うときは、ほかの友達も含め複数人で会うのが望ましいと言えます。
そうすれば二人きりで会うより、パートナーもいくぶん安心できますよね。
なお、複数人で会うとしても、あなた以外の全員が異性だとそれもまたパートナーを不安にさせてしまうため、あなたと同性の友達を一人は混ぜるようにするのが無難です。
このように、異性の友達と付き合うときは二人で会うことは避け、できるだけ同性の友達も交えて複数人で会うようにしましょう。
相手との距離感を意識することも、既婚者が異性の友達と付き合ううえで大切なことです。
これは相手との間に一線を引くためです。
距離感が近いと、そんなつもりはなくても相手を意識したり、相手に自分を意識させたりしてしまう可能性がありますよね。
お互いにそうした感情を目覚めさせないためには、心理的にも物理的にもしっかりと距離感を保ち、あくまでも友達であるということを意識しなければなりません。
そのためには以下のようなことに気をつけましょう。
こうして相手への言動に気をつけていれば、異性として一線を越えることなく、友達として割り切った関係性を築ける可能性が高くなります。
既婚者が異性の友達と付き合うときは、このように距離感を意識した言動を心がけるようにしましょう。
どちらかが恋愛感情をもってしまったら、その時点で関係を断つという覚悟をしておきましょう。
そのまま友達としての付き合いを続けても、いずれトラブルに発展してしまう可能性があるからです。
たとえそれまで友人関係であったとしても、ちょっとしたきっかけで、今まで何とも思っていなかった異性に恋愛感情が芽生えることがあります。
落ち込んでいるときに優しくされたり、相手の女性らしい、もしくは男性らしいしぐさが垣間見えたりしたときなどに、キュンときた経験がある人もいるのではないでしょうか?
こうしたことがきっかけで、どちらか一方でも相手を異性としてしか見られなくなってしまうと、これまでの友人関係ではいられません。
恋愛感情をもったほうの気持ちが相手に伝わってしまい、相手もタガが外れ、不倫関係に陥ってしまう可能性があるのです。
したがって、お互いがリスクを認識して覚悟のうえで不倫をするならいいかもしれませんが、そうでないならどちらかが恋愛感情をもってしまった時点で関係を断ちましょう。
異性の友達が欲しいと考えている場合は、すでに危険な状態です。
同性ではなく異性の友達を求めるということは、異性との交流を通じて何かを得ようとしていると考えられるからです。
ここでは、
の2つの立場から解説をしていきます。
既婚男性が女友達が欲しいと思っている場合は、その女性と関係を持ちたいと考えている可能性が高いと言えます。
女友達が欲しいということはすなわち、妻以外の女性を求めているということになるからです。
男性は独身であっても既婚であっても、女性と関係を持ちたいと考えている人が少なくありません。
異性の友達を求めるのは、チャンスさえあれば体の関係を持ちたいという下心があるからにほかならないのです。
既婚男性のなかでも、結婚生活が長くなり、夫婦関係がマンネリ化したり冷めきったりしている人は特に、不倫に走ってしまう傾向があります。
このように、既婚男性が女友達が欲しいと思っているときは危険な状態だと言えます。
既婚女性が男友達が欲しいと思っている場合は、その男性に女性として見られたいと思っている可能性が高いと言えます。
同性の友達では、その思いが満たされないからです。
既婚女性が異性の友達が欲しいと思っている場合、既婚男性とは異なり、必ずしも相手と関係を持ちたいわけでなく、単に友達を求めているだけのケースもあります。
たとえば、冒頭で述べたように、趣味が同じ人と友達になって、一緒に楽しみたいという気持ちになるのはわかります。
しかし、パートナーのことを考えれば、普通は同性で同じ趣味を持つ人を探しますよね。
そのため、その単なる友達の性別が異性である背景には、女として見られたい、扱ってほしい、という気持ちが隠されているとも考えられるのです。
既婚男性同様、既婚女性のなかにも、結婚生活が長くなって夫に女として見られることが減り、男友達との交流を通じて日々に艶を出したいと思っている人は少なくありません。
その結果、偶然会社で二人きりになったなど、ちょっとしたことで一線を越えてしまう可能性があるのです。
このように既婚女性が男友達が欲しいと思っているときは、女として見られたいという願望を持っている可能性が高いため、危険だと言えます。
既婚者が異性の友達と一線を越え、相手と不倫関係に陥ってしまうと、当然リスクが伴います。
その代表的なリスクは次の3つです。
異性と友達としての付き合いを続けていく場合でも、万が一不倫関係になればこうしたリスクがあるということを、常に頭の中に入れておく必要があります。
それでは、以下で詳しく見ていきましょう。
不倫のリスクとしてまず挙げられるのは、既婚者側の家族が壊れるということです。
不倫は家族の信頼を裏切る行為だからです。
既婚者側には当然、配偶者や子どもといった大切な家族がいます。
家族に不倫がバレると、配偶者が子どもを連れて出ていったり、あなたを家から追い出したりして、最終的には離婚を選ぶことも少なくありません。
子どもたちが物心のついている年齢であれば「最低」「もううちに近づかないで!」などとののしられることも。
どんなに後悔しても、不倫によって失った家族の信頼は取り戻せません。
家族を裏切ってしまった罪悪感に、生涯にわたってさいなまれることもあるのです。
このように、たった一度の過ちだったとしても、不倫は家庭崩壊を招いてしまう恐れがあります。
経済的なダメージを受けるということも、不倫のリスクの一つです。
相手の配偶者から慰謝料を請求される可能性が高いからです。
もし一方が独身で一方が既婚者だった場合、既婚者側の配偶者の多くは不倫相手に慰謝料を請求します。
その額は、既婚者側が離婚するかどうかを始め、婚姻や不貞の期間、子どもの有無や年齢などを踏まえ、約50〜300万円の間で決定されることがほとんどです。
参考記事:ベリーベスト法律事務所「不倫・浮気相手への慰謝料請求、どこから不貞行為? 相場と条件は?」
しかし、それがどちらも既婚者同士のダブル不倫となると、下記の記事にあるように、慰謝料請求はより複雑になります。
参考記事:弁護士法人ALG&Associates 離婚弁護士「ダブル不倫で慰謝料請求は難しい?増額のポイントや注意点について解説」
いずれにせよ、不倫をすると経済的ダメージを受けるのは避けられません。
不倫のリスクとして、会社から処罰を受ける可能性があることも挙げられます。
不倫は不法行為に該当するからです。
民法770条の第1項では、夫婦の一方が離婚の訴えを起こすときの条件として、一つ目に「配偶者に不貞な行為があったとき」を挙げています。
(裁判上の離婚)
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
2 裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
つまり、不倫は法律上の離婚事由として認められている不法行為なのです。
同時に、不倫は社会的にも好ましくない行為であるため、会社にバレた場合、解雇や異動などの処分を下されるケースも少なくありません。
また、解雇や異動とまではいかなくとも、信頼を失って仕事を任せてもらえなくなったり、職場で居場所がなくなって孤立したりする可能性もあります。
不倫は、会社からこうした処罰を受けるというリスクも伴うのです。
この記事では、既婚者の異性の友人関係は成立するということやその際の注意点や危険性、不倫のリスクを紹介しました。
たとえあなたが単なる友達として異性に接していたとしても、あなたのパートナーからしたら決していい気持ちはしません。
既婚者という立場なら、いくら相手と仲がよくても家族のことを優先し、節度をもった付き合い方ができるように心がけましょう。